デジタル貿易が発展したことは 貿易業務を便利にしたが まだ中国貿易コンサルタントとしての実務は必要だ。

デジタル経済

中国におけるデジタル貿易の発展ということを 中国国内では非常に大々的に ニュースで報道しています。

中国におけるデジタル貿易が盛んになった理由というのは これはやはり アリババの発展が大きいと思います。

アリババというのは 中国全土で行っていた 各種 展示会をインターネット上で行えばどうなるかという発想でスタートした企業です。

中国全土で大きな国際展示会のようなものがよく行われていましたが そこに行くのも結構大変でまた面積 もものすごく広いということで それを歩いて回って探すのも非常に大変ですから それをまとめてインターネットで検索できるようにすれば便利じゃないかということで スタートしました つまり 中国の中小企業を宣伝できる プラットフォームを作ったというのが 実はデジタル貿易の発展のスタートだったと言えます。

しかし アリババ 自身も 当初は 貿易業務に関しては直接関与はしないということで 情報だけを発信する ポータルサイトを行っておりましたが 途中から 料金 決済などの国際決済業務も含め デジタル貿易でできる範囲を広げていったために 現在のような プラットフォームになりました。

つまり インターネット上で商品を発注するように 中国のメーカーから直接 いろいろな商材を購入できるような仕組みを作ったというわけです。

ただそれにも限界があり 全ての商品がこの形でできるかといえば できないので中国のメーカーの場合は特注で作るような商品に関しては これはメーカーに直接連絡を入れて1つ1つ メーカーと打ち合わせしなければ 商品は購入はできませんし 制作 もできません。

ですから このプラットフォームが便利でよくなったというのは 既製品で同じパターンのものを ハッチをかける場合ですと インターネット上のプラットフォームでクリック一つで購入はできますが 各社 企業が オリジナルの商品を作りたいとなれば これは 図面からの打ち合わせや メーカーの人との製造ロットの打ち合わせ など サンプルを作ったり 色々な手間がかかりますので これは人間の作業として必要となります。

ということで 中国での貿易の企業検索には現在 デジタル貿易で作られているプラットフォームというものは非常に便利になったことは言えますが これに 100% 頼って貿易が全ての貿易実務ができるのかといえばそうではないので まだ 人の手を借りて行う部分がありますので我々のような中国貿易コンサルタントの業務が存在していると言えます。

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